帰国
〜 風邪とともに去りぬ



9月15〜16日 帰国

 前日からひき始めたその日も風邪はあまり回復していなかった。いろいろな意味で本当に帰国したくなかったが、しないわけにもいかないので、使命であるかのように早朝起床し、ホストマザーの運転で空港まで送ってもらった。ホストマザーには短い間だったけど本当にお世話になったし、貴重な体験をさせてくれた。道中色んな感謝の言葉を探していたが、結局最後までうまく感謝を表現できずに、シャノン空港で別れを告げた。

 飛行機はアイルランドを出てイギリスへ。ややチェックが厳しくなったことを除けば行きと全く逆方向の約20時間のフライトを経て、日本に戻ってきたら、何故かまだこの国は夏が終わっていなかった。成田から自宅までの暑い暑い道のりの間にたっぷりと汗をかいかたらだろうか、家に着いたら不思議なくらい風邪が回復していた。


9月17日〜 その後

 
テロの余波が続く日本で、英語とアイルランドの勉強はペースを落としながらも地道に続けている。そして時々、「来年はいつ、どの町に留学に行こう。休みが取れなかったら留学は諦めて旅行にしようか。」と考える。ただ一つ決まっているのは、2002年もアイルランドに行くだろう、ということだ。最近は北アイルランドが気になってしょうがない。

終わり


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